エッセイ

私が体験した新型コロナウイス後遺症とは(その1)

薬剤師まーぴー

こんにちは、まーぴーです。

今回から何回かに分けて、

私が体験したことについてお話ししたいと思います。

コロナの後遺症の症状は人それぞれです。参考程度にしてくださいね。

まず、最初に

これから書く内容は、私が昨年末から、現在(2023年5月)に至るまでの経験、体験です。コロナの後遺症に関しては、人それぞれ色々と思うところがあると思いますが、後遺症外来に受診する前も、そして受診してからもさまざまな検査を受け、専門外来の医師から新型コロナウイルス感染症に伴う後遺症、ME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)の疑いおよび亜鉛欠乏症と診断を受けました。その実体験を書きます。ご批判もあるかもしれませんが、どうか厳しいお言葉はご容赦いただければと思います。

自分の身にどういうことが起こったのか?

昨年12月21日に新型コロナウイルス(オミクロン)に罹患し、大体1ヶ月くらいかけて、次第に体が不自由になり、そこから少しずつ回復し今は、ある程度不自由なく生活できるレベルになりました。ただ、全快ではありません。

生活を立て直すのに4ヶ月ほどかかりましたが、いわゆるLong-COVIDの状態を経験しました。

大半の方は罹患されても軽症で済んでいるようですし、後遺症が残ることもあまりないようですが私が経験した後遺症の症状についてお話ししてみたいと思います。ただの体験談なのでご興味がある方だけお読みください。

一般的に言われている罹患後症状とは?

厚生労働省のホームページにもありますが、罹患後症状(Long-Covid)の症状には以下のようなものがあります。

疲労感・倦怠感

関節痛

筋肉痛

咳、喀痰

息切れ

胸痛

脱毛

記憶障害、集中力低下、頭痛

抑鬱

嗅覚障害

味覚障害

動悸

下痢、腹痛

睡眠障害

筋力低下 など

上記のような症状があると言われていますが、実際の報告では200種類以上の症状があるのではないかと言われています。

自分の場合は?

実際に罹患後、私が経験した症状

・異常な倦怠感、寝ても寝足りず、眠ってしまう。それでも疲れは取れないし、日増しに体が動きにくくなっていく。

・副鼻腔炎、喘息、喘息による呼吸困難、気管支炎、咳、喀痰などの症状が普段の風邪罹患時よりもしつこく、ひどく服薬してもほとんど効いていないような感覚

・全身の関節痛、筋肉痛、手足の震え、力が入りにくい

・動悸、息切れ、呼吸をすると胸痛がひどい

・急激に白髪が増える

(脱毛はなかったですが、ストレスかもしれません。)

・ブレインフォグ(記憶力低下、集中力低下)や頭痛、認知機能低下

・抑鬱傾向、やる気が出ない

・嗅覚障害、味覚障害

・睡眠障害(寝ても寝足りず1日7時間の夜の睡眠にプラスして15時間日中眠ってしまう→そこから逆に1日に3時間しか眠れなくなる)

・筋力低下(10分〜15分も座っていられない。)

・PEM(post-exertional malaise;軽い身体的、精神的活動の5ー48時間後に、ひどい倦怠感、およびその他の症状が発現し、それが数日ー数週間続く)

・体のほてり、熱感、上咽頭部が2ヶ月以上熱かった

・体重減少(現在からマイナス4kgほどの状態)

・常に異常に空腹感、食べても消化されるのか?普段は少食なのにかなり食べていた。(一般的には逆流性食道炎になる方が多いのだとか?逆です。)

・真冬なのに発汗がひどかった。(元々ものすごい冷え性です。)

・入浴ですぐのぼせてしまい、浴槽に長く浸かれない

・両眼の視力は元々1.5で遠視傾向ですが、罹患後だんだん霞んで見えにくくなった(現在は回復しています)

・音が大きい激しいロックなどの音楽が聴けなくなったり、テレビからの映像も刺激になり気分が悪くなる(吐き気、頭痛)

ざっくり体験した症状をあげると以上のようなものになります。

コロナに罹患する前は、子供の頃から、確かに自律神経失調傾向は強かったですし、喘息の既往歴はあり、体力も人よりはない、痩せ型のいわゆる虚弱体質でした。それでも、普通に調剤薬局にて薬剤師として働いていましたし、発熱外来対応、新型コロナウイルスに罹患された方々へお薬を届けるなどの対応も普通にしていました。体が少し虚弱なだけであり、健康な人でした。それでも生活は一変するような体験をしました。

では、具体的にどのような体験をしたのか?

これだけ症状が多いと長くなるので、次回から分けて書いてみたいと思います。

2023年5月8日から、新型コロナウイルス感染症は5類感染症に変わり、それによる社会的変化もありましたが、ウイルスの性質が全人類にとって「全く問題ないもの」に変わったわけではありません。

罹患しても無症状の方、急性症状だけの方が大半を占めると思いますが、罹患時の症状の程度に関わらず、耐え難い後遺症状に苦しみ、通学、通勤がままならない、それどころか、日常生活を送ることさえもできない方も一定数いらっしゃると思います。

重症化リスクの可能性がある基礎疾患をお持ちの方、高齢者の方、働き盛りの方々、小さな子供達から学生さんたち、全ての方々が今後、辛い思いをされないように参考になればいいなぁと思っています。

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